HOW TO ENJOY AUTUMN SAKE / 2026
ひやおろし、冷やすだけじゃない。
冷酒・常温・燗・SAKEハイ。
「ひやおろし」の「ひや」を、冷蔵庫の冷たさだと思っていませんか。秋の酒の名前と、グラスに注ぐときの温度は、別の話です。
冷酒なら小さなグラスに。常温なら食事とゆっくり。炭酸で割るSAKEハイも、寒い日の燗もあります。家で試せる方法を順に紹介します。
2026年の秋酒特集を見る2026年のひやおろしは純米酒・純米吟醸酒の2種。各300本限定で予約受付中です。価格と商品ページは秋酒特集からご覧いただけます。

A NOTE BEFORE THE FIRST GLASS
「ひや」は、常温の酒。

「冷やでください」と注文して、冷蔵庫から出したばかりの酒ではなく常温の酒が出てきた経験はありませんか。日本酒でいう「冷や」は、もともと燗をつけない酒のこと。ひやおろしの名も、秋になって「冷や」のまま卸したことに由来します。日本酒造組合中央会の用語集に記された、昔の貯蔵と出荷の習わしです。
だから「ひやおろし=冷酒専用」ではありません。しっかり冷やす、少し温度を戻す、食事の間は常温で飲む、寒くなったら燗にする。一本の酒をどう飲むかは、名前だけで決まらないのです。
どの飲み方が合うかは酒ごとに違います。世嬉の一のひやおろしは、純米酒が1,650円、純米吟醸酒が2,200円(税込)で予約受付中。商品説明にある味わいを手がかりに、飲み方はまず少量からお試しください。
FOUR WAYS
まずは、この四つ。
まずは冷酒、常温、SAKEハイ、燗から一つ。冷蔵庫にある酒を少量使って、好きな温度を探せます。
01 / COLD
冷酒の呼び名。

冷蔵庫から出す「冷たい酒」も、温度の幅は一つではありません。日本酒には、よく冷えた状態の雪冷え、少しやわらいだ花冷え、さらに温度が上がった涼冷えという呼び名があります。目安はそれぞれ5℃、10℃、15℃前後。温度計で厳密に合わせるための規則ではなく、違いを意識するための言葉です。
冷蔵庫から出した酒を少量注ぎ、ひと口。少し待って、もうひと口。温度が上がると香りや口当たりが変わる酒もあります。好きだったほうを覚えておくと、次に注ぐ量を決めやすくなります。
ONE GLASS, TWO MOMENTS
冷酒は、少し待つ。

一杯を注いだあと、食卓で話をしたり、料理をひと口食べたりしている間にも、グラスの中の温度は動きます。最初はよく冷えた状態。二口目、三口目には、冷たさが少しゆるんだ状態。その変化だけで、同じ酒に別の印象を持つことがあります。
小さなグラスに注いで、最初の一口と、食事を少し進めてからの一口を比べます。香りでも、後味でも、気づいたことが一つあれば十分です。
瓶そのものは、商品の保存方法を優先してください。グラスの中で少し温度を戻す話と、開栓した瓶を長時間室温に置く話は別です。ラベルの表示に従って保存し、味わう分だけ注ぎましょう。
02 / ROOM
常温は、そのまま。

日本酒を冷やさず、温めずに飲む常温。特別な道具がいらないので、最も試しやすい飲み方かもしれません。燗をつけない酒を「冷や」と呼んだ昔の言葉も、ここにつながります。ただし、今の室温は季節や部屋によって大きく変わります。「常温」は決まった一つの数字ではありません。
食事とゆっくり合わせたい夜、冷蔵庫から出した酒をグラスに少量注ぎ、時間をかけて飲んでみる。初めから室温に近い酒とは違う経過をたどります。香りが立ちやすくなることも、甘みや旨みを拾いやすくなることもありますが、銘柄次第。好みに合わなければ、また冷やしても構いません。
焼き魚をほぐしたり、きのこをつまんだりしながら、食事の速さで飲める。常温のよさは、その気楽さにもあります。瓶の保存はラベルの指示に従い、飲む分だけ注いでください。
03 / SAKE + SODA
日本酒を、炭酸で。


SAKEハイという、もう一つの入口があります。
日本酒と無糖の炭酸水を合わせる日本酒ハイボールです。蒸し暑さが残る日や、食事の始まりの一杯にも。日本酒の香りをそのまま確かめる飲み方とは違うので、まず少量だけ作って、好みかどうか試してください。
日本名門酒会は、ひやおろしの飲み方の一つとしてSAKEハイを紹介しています。発売前の世嬉の一の新商品2種を試飲した結果ではありません。
最初は、日本酒1:炭酸水1。
- 日本酒と炭酸水をよく冷やす。冷たい状態で合わせると、炭酸を活かした一杯にしやすくなります。
- グラスに日本酒を注ぎ、同量の炭酸水を加える。最初は少量で。割合を覚えるより、どんな濃さが好きかを確かめます。
- 炭酸を逃がさないよう、軽く混ぜる。何度もかき回さず、まず一口。氷の有無やグラスの大きさでも印象が変わります。
薄く感じるなら、日本酒3:炭酸水2という割合も紹介されています。逆にもう少し軽くしたければ、炭酸を増やしてみる。レモンなどの柑橘を添える方法もありますが、酒そのものの香りを知りたい一杯目は、何も足さずに飲み比べると違いが分かります。
最初の一口は酒をそのまま飲み、次に同じ酒を炭酸で割ると、香りや口当たりの違いが分かります。濃さは好みで変えてください。
SAKEハイにするとアルコールがなくなるわけではありません。炭酸で割っても飲み過ぎには気をつけ、食事や水と一緒にゆっくり楽しんでください。
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濃いめにしたいなら
04 / WARM
寒い夜は、燗に。

鍋の湯気が上がる夜には、酒も少し温めてみる。燗には、日向燗、人肌燗、ぬる燗、上燗、あつ燗と、温度ごとの呼び名があります。初めてなら、いきなり熱くするより35〜40℃前後の人肌燗・ぬる燗から。冷酒との違いを比べやすい温度です。
温めると香りや味の出方が変わります。ただし「温めればどんな酒もおいしくなる」わけではありません。冷たく飲むほうが持ち味の分かりやすい酒もあります。少量を分けて試し、よかったら次の杯も同じ温度で。合わなければ、そこでやめればよいのです。
鍋やきのこの料理が温かい夜なら、ぬる燗を少量。冷酒のときと、香りや後味がどう違うかを確かめてください。
温度の呼び名と燗の方法:日本酒造組合中央会「日本酒のおいしい飲み方」
温度はおおよその目安です。酒と好みに合わせてください。
AT HOME
家で燗をつける方法。

燗を試したくても、徳利や温度計がないからと後回しにする必要はありません。家にある耐熱容器で少量から始められます。湯煎なら、酒を入れた容器を温かい湯でゆっくり温め、時々確かめる。熱い酒器に触れるときは、やけどに注意してください。
電子レンジを使う方法もあります。加熱可能な容器を使い、一度に熱くしすぎず、少しずつ温度を上げます。レンジでは容器の中に温度差ができることがあるため、取り出したらやけどに気をつけて軽く混ぜ、均一にしてから飲みましょう。容器の大きさ、酒の量、レンジの出力で必要な時間は変わります。ここでは固定の秒数を一律には示しません。
一口飲んで、もう少し温かいほうが好きなら少しずつ温めます。熱くしすぎたら冷ましてください。
START WITH WHAT YOU HAVE
家で試す順番。

一本を開けたら、まずはそのまま。
酒を冷蔵庫から出し、小さなグラスに飲む分だけ注ぎます。最初の一口は何も足さずに。冷たい状態でどんな香りがするか、口に残るのは甘みか、酸味か、後味は長いか。それを覚えてから、次の飲み方を決めます。違いを言葉にできなくても、もう一口ほしいかどうかが分かれば十分です。
数分してグラスの温度が少し戻ったら、同じ酒をもう一口。常温が気になる場合も、まずこの変化を試せます。瓶を食卓に出しっぱなしにして常温へ近づける必要はありません。開けた瓶はラベルの保存指示を優先し、注いだ分だけを食卓で楽しんでください。
SAKEハイは、同じ酒で一杯だけ。
酒そのものの味を確かめたら、次はSAKEハイを少量作ります。よく冷やした日本酒と無糖の炭酸水を同じ量。氷を入れるなら、氷の分だけ味が薄まりやすいことも考えて、最初は小さなグラスで。炭酸水をそっと注ぎ、泡を逃がしすぎないよう軽く混ぜます。日本名門酒会が紹介する1対1は出発点で、自分に合う濃さへ変えて構いません。
炭酸を足して日本酒の香りが弱く感じられたら、次は日本酒を少し多めに。逆に酒の厚みが強すぎると感じたら、炭酸水を増やす。同じ銘柄のまま割合だけを変えると、何が好きだったかをつかみやすくなります。SAKEハイはアルコールを含むので、飲む量も含めて無理なく楽しんでください。
燗は、一杯分を別の器へ。
燗にしたいときは瓶ごと温めず、飲む分だけ耐熱の器に移します。湯煎なら温かい湯に器を入れ、途中で一度取り出して温度を確認。電子レンジなら加熱できる器を使い、少しずつ温めてから軽く混ぜます。火傷には気をつけてください。初めてなら人肌燗の約35℃から。温めることで酒の印象がどう変わるかを、冷酒と比べてみてください。
四つ全部を一晩で試す必要はありません。今日は冷酒とSAKEハイ、次に開ける日は常温と燗。二つずつなら、酒の味も食事も落ち着いて楽しめます。温度や割合を変える前に、商品の保存方法と蔵のおすすめを読むことも忘れずに。
TONIGHT'S CHOICE
じゃあ、今夜はどれ?

暑い日か、温かい料理の日か。下の四つから、今夜の最初の一杯を選んでください。
料理から考えるなら、まず「温かい皿か、冷たい皿か」を見てみるのも一つです。焼き魚や鍋の熱が残る食卓なら、酒も少し温めてみる。冷たい前菜や、まだ暑い日の夕食なら、冷酒やSAKEハイから始める。料理名だけで機械的に決めず、温度と食事の進み方を手掛かりにしてください。
FIND A BOTTLE FOR TONIGHT
飲み方から、酒を選ぶ。

予約受付中・300本限定

予約受付中・300本限定
「SAKEハイを一度作ってみたいけれど、720mlを一本買うのは迷う」。そんな方には、世嬉の一が今ご案内できる300mlの2本セットがあります。純米大吟醸と特別純米を少しずつ飲める商品です。二つを一度に開けなくても、まず一方をそのまま飲み、次に炭酸で割る方法を試せます。どの酒がSAKEハイに向くかをこのページで断定するものではないので、商品説明と保存方法も確認してください。
二人で食事をしながら温度の違いを見たいなら、特別純米酒と純米吟醸「吟ぎんが」の720ml・2本セットもあります。別々の日に開け、料理や温度を変えて飲むこともできます。まず一本をゆっくり飲みたい方には、特別純米酒、純米吟醸「吟ぎんが」、純米大吟醸「結の香」の単品があります。容量、価格、現在の購入先は秋酒特集の商品一覧にまとめました。
ひやおろしの純米酒と純米吟醸酒は10月上旬発売予定で、現在予約を受け付けています。ここで紹介する炭酸割りや燗は一般的な日本酒の楽しみ方です。商品ごとの最適な温度や割り方を示すものではないので、まずは少量で好みをお確かめください。
酒を選ぶときに見るのは、味の説明だけではありません。一本を何人で飲むか、冷蔵が必要か、いつ開けるか。SAKEハイなら無糖の炭酸水も用意できるか。ぬる燗なら耐熱の器があるか。飲み方から一つずつ考えると、家に持ち帰ってから迷わずに済みます。
300mlの二本を比べる場合も、二本を同じ日に飲み切る必要はありません。開ける日を分ければ、最初は冷酒、次は燗という試し方もできます。ただし開栓後の保存は各商品の表示に従ってください。量を抑えて楽しみたい方には、水と料理も一緒に用意することをおすすめします。
QUESTIONS
よくある疑問。

ひやおろしは必ず冷やして飲みますか?
いいえ。冷酒だけでなく、常温や燗、炭酸水で割るSAKEハイなども選べます。酒質ごとに向く温度は異なるため、まず少量で試してください。
SAKEハイはどう作りますか?
よく冷やした日本酒と無糖の炭酸水を1対1で注ぎ、炭酸を逃がさないように軽く混ぜます。好みに応じて割合を調整できます。
ひやおろしを燗にするときの温度は?
人肌燗の35℃前後、ぬる燗の40℃前後から少量を試すと違いを確かめやすくなります。すべての銘柄に同じ温度が向くわけではありません。
YOUR WAY, YOUR SAKE
今夜、どれを試す?

予約受付中・300本限定

予約受付中・300本限定
気になる飲み方が決まったら、酒も選んでみてください。秋酒特集では、予約受付中のひやおろし2種と2本セット、今選べる日本酒をご案内しています。
秋酒特集で一本を選ぶお酒は20歳になってから。妊娠中・授乳期の飲酒はお控えください。飲酒運転は法律で禁止されています。


ひやおろしは、なぜ秋にうまいのか。
最初の一本を選ぶなら。




